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現代アート

先週末、札幌にある美術館を訪れた。現代アーティストの作品展だったのだが、一言でいうと、作家一人ひとりの人生観を垣間見られるような展覧会だった。

現代アートというのは他のアートに比べて、そのアート性について懐疑的に見られる傾向があったり、そもそも現代アート自体がそれまでのアートのアンチテーゼ的な意味合いもあるため、鑑賞者側もどのような心がまえで観たら良いのか難しい。そして、その一つの見方は、作家の生き様や哲学、人生観がアート的な手法で表現されていることだ。

私たちが日々感じたり悩んでいること。ある人はそれを対人関係の中で達成し、ある人は仕事で発揮する、そしてある人は言葉に書き留め、作家たちは作品を作るによって伝える。だから作品を観るときには創作する動機になった経験や感情を考えていくことが重要だったりする。そして、そんな風に目に見えないものを表現する時の方法というのは無限大にあるということを作品は教えてくれたりする。

私はこうして言葉で伝えているが、言葉にも限界を感じるときがある。いつか絵を描いてみる日が来るのかもしれない。

 
 
 

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