本を読む前に
- 政美 森田
- 5月14日
- 読了時間: 2分
今日はナポレオン・ヒル著の「思考は現実化する」という本を読んだ。かなり売れている哲学書?自己啓発本?で、まだ途中までしか読んでいないのだが、一旦読んだところまでで、思ったことを色々話してみる。
まず所感、これを読むとなんか成功できそう!な気がする。
本書の中でもこれは「成功哲学」の本だと明言しており、
冒頭から書き手が自信満々で「この本を読めばあなたは変わる!」「これは奇跡の瞬間なのだ」みたいに、怪しさ満点のセミナーのようだ。だから、半信半疑でもあるのだが、どこか期待している自分もいる。ここまで自信を持って書かれれると、何かあるのではないかなと、この本を読むモチベーションが上がっていく。
読み進めていくうちに、自信過剰な書き方こそが本書の提示したいことを実践していたのだ、とハッとさせられた。
そこには、ありえない成功体験が数々綴られていて、最初はそんな例を持ってこられてもなぁと思っていたのだが、だんだんと成功体験のハードルをあまり感じなくなる。
書かれていることが真実だとすれば、すべて実際に起きている成功体験で、それらをたくさん知ることで、自分の中の目標値というのがどんどん上がっていく。
平均値が上がれば、自分の基準も上がる。
だから、本書ではそんな風に読み手と成功者や書き手との距離をどんどん近づけるという仕掛けをしている。
世の中にはたくさんの自己啓発本があり、その中の多くは「方法」や「何を伝えるか」が重視されたハウツー的なものだ。けれど、この本は「どう伝えるか」というところに重点が置かれている。というのも、伝えたいことがたくさんあるのではなく、今のところ、たった一つの「信念」について、ひたすらに伝えてくるのである。
そして、この根底がなければどんなハウツーも役に立たない。
だから、何かをする前に読むの本だ。
本を読む前の本ともいえる。
だからこそ、これはぜひ要約やファストなどではなく、本文を読んでほしい。
かなり長い本なので苦戦しそうだが、読み切れたらまた話したい。
今日も来てくれてありがとう。
まどろみの中で、また会いましょう。







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