幼さの不思議
- 政美 森田
- 3月26日
- 読了時間: 1分
幼い頃によくやっていたことをたまに思い出す。
今となってはどれも、不思議な行動ばかりだ。
例えば一番に思い出すのは、一緒に住んでいた叔母さんとスーパーのチラシで、値段探しのゲームをしていたことだ。同じチラシを見て、叔母さんが「きゅうり」と言う。それに対して、私は「30円!」と見つけ次第、書かれている値段を言う。これが意外と見つからない。
スーパーのチラシはたくさんの商品を目立たせて載せているから、一つひとつの主張が強い。眺めるにはいいが、ある特定の商品を探すには、他の情報がかなり邪魔をしてくる。
そのゲームは勝ち負けもなく、ただ名前と値段を言う役割を交代したりして、延々と遊んでいた。そして、いつからかやめてしまった。今になっては、何が楽しかったのか、どちらが先に始めたことなのかも覚えていない。
けれどそのせいか、安いものへのセンサーが人一倍強くなったように思う。
最近はスーパーのものがずいぶん高くなったなぁ…。







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