北海道の冬
- 政美 森田
- 4月1日
- 読了時間: 1分
北海道に住んでいると、本州との季節感の違いが大きく、まるで異国のように感じる。
特にこの季節になると、テレビのニュースで花見をする人々の映像が流れてくる。一方こちらではざんざんと雪が降り積もっていて、一生冬なのではないかと疑わしくなるほどだ。開花情報を見れば1ヶ月ほど先にようやっと春が来るらしい。
したがって道民の花見は、いつも気持ちがフライングをしている。いや、春を待つという意味では、冬が来た瞬間から春が待ち遠しかったりする。なにしろ11月に雪が降りはじめ、3月の終わりにも降るのだから。冬が5ヶ月もあるのだ。北海道は好きだが、冬はうんざりする。
そして、悲しいことに春はそんなに長くはなく、すぐに夏の暑さが来て、気づいた時にはもう紅葉は落ち、冬がひっそりと顔を出している。







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