ラブレター
- 政美 森田
- 10月13日
- 読了時間: 2分
そちらの方が正しいとわかっていても、それを選べない。
そちらの方が幸せなのだろうとわかっていても、本当にそうは思えない。
なにかに、抗いたいわけじゃない。
ただ、自分の心がどうしてもそちらへ惹きつけられる。
どうしようもなく、心がそちらへ向いてしまう。
もちろん、危機感もある。
これでは生きていかれぬと。未来志向ではないと。
激しく傷ついて、ボロボロになってしまうかもしれない。
それがずっと違和感だった。
なぜボロボロになってはいけないのかと。
本能の響くものに従えれば、どうなっても構わないじゃないか。
ひとびとと生きすぎて、共感していくうちに、幻想的なゴールが見えてしまっているんだ。
周りがずっと遠くのなんだか典型的な「豊かさ」を見据えているときに、わたしはその事実だけを見ている。
その事実の奥に見ている、他人には見えない思いが、わたしにとっての最大の「豊かさ」だ。
それは周りに「不幸そうだね」と言われる。
それでも、それでも私は選び続けるし、選び続けたい。
どのような人であっても、愛する人と共に生き、
どのようなことであっても、したいことをして生き、
どのような場所であっても、暮らしたい場所で暮らす。
そして死にたいように、死ぬ。
自分の豊かさは自分で決める。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また、まどろみの中で会いましょう。







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