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ラブレター

そちらの方が正しいとわかっていても、それを選べない。

そちらの方が幸せなのだろうとわかっていても、本当にそうは思えない。


なにかに、抗いたいわけじゃない。

ただ、自分の心がどうしてもそちらへ惹きつけられる。

どうしようもなく、心がそちらへ向いてしまう。


もちろん、危機感もある。

これでは生きていかれぬと。未来志向ではないと。

激しく傷ついて、ボロボロになってしまうかもしれない。


それがずっと違和感だった。


なぜボロボロになってはいけないのかと。

本能の響くものに従えれば、どうなっても構わないじゃないか。


ひとびとと生きすぎて、共感していくうちに、幻想的なゴールが見えてしまっているんだ。

周りがずっと遠くのなんだか典型的な「豊かさ」を見据えているときに、わたしはその事実だけを見ている。

その事実の奥に見ている、他人には見えない思いが、わたしにとっての最大の「豊かさ」だ。

それは周りに「不幸そうだね」と言われる。

それでも、それでも私は選び続けるし、選び続けたい。


どのような人であっても、愛する人と共に生き、

どのようなことであっても、したいことをして生き、

どのような場所であっても、暮らしたい場所で暮らす。

そして死にたいように、死ぬ。


自分の豊かさは自分で決める。



本日も読んでいただき、ありがとうございます。

また、まどろみの中で会いましょう。



 
 
 

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