まやかし
- 政美 森田
- 1月8日
- 読了時間: 1分

自分の弱い部分を認めるのって、誰にとってもすごく怖いことと思う。
私はこれまでうまくそれを避けてきた。なんとなく自分ではわかっているけれど、はっきり言葉にすることをしなかったし、人の弱さに寄り添うことばかりで、自分の弱さにずいぶん寂しい思いをさせていた。
しかし、信じてくれる人が増えるほど、そしてその人が自分を知りたがるほど、自分の弱い部分がはっきりと見えてしまうし、それを乗り越えたいという気持ちは強くなる。信じてくれる人を裏切りたくはないし、もっとよく見られたい。そんな承認欲求が私をどんどん支配してくる。
そういう時、大抵私の気持ちはそれについていけない。早すぎるのだ。世間についていけなくて、変に自分を痛めつけてしまう。足の小指をぶつけてしまうような鈍い、確かな痛みだ。
だから自己分析なんかしなくていいのだ。私の全てを言葉という魔法の道具で測る必要はないし、そうやって人を見るべきでもないのだ。私は私。そういうことをわかってくれる人と一緒にいたいものだ。







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