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回覧板


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ときどき私の文章に対して、いろんなSNSを通して色々な意見を言っていただく機会がある。これって個人的にはかなり嬉しい。もちろん、今のところ私の耳が赤らんでしまうような言葉ばかりだからなのかもしれない。しかしどんなにたくさんのハートよりも、ある人が考えて届けてくれた言葉のほうが何倍も嬉しい。

昨今のコミュニケーションはすっかり淡白になってしまったように思う。私の地域ではまだ町内会や回覧板があって、公園の草むしりや、近所の人のお葬式について書いてあったり、地域の班長からの会費の回収などのために、毎日人がやってくる。それゆえ、近所の人はチャイムも鳴らさずズカズカと家に入ってくる。さすがにそれはやめてほしいのだが、いつかそれさえもなくなって、LINEに置き換わり、すっかり閑古鳥の鳴く家の姿を想像すると、切なくなる。でもおじいさんおばあさんがスタンプで意思疎通を図る、そんな日はそう遠くなのだろうと、ひしひしと感じる。

だからこそ、この時代にメッセージをくれる人の言葉は何か回覧板を眺めるような温かさがあるし、そういうあなたのために書いていきたいです。

 
 
 

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