子育てと、自分育て。
今日はある本を読んだ。
それは佐々木正美さんの書いた『この子はこの子のままでいいと思える本』だ。
本書は子育て雑誌のお悩み相談のQ&Aを詰め込んだ一冊。だから、独身子なしの私にはあまり関係のない本だ。しかし、読んでみると、子育てしていない私にも刺さる言葉がたくさん。本書では親の悩みとして扱われているが、それは元を辿れば、自己肯定感や対人関係など、誰にでも共通する悩みに起因する。
例えば私が読んでみた中で親の悩みとして多いと感じたのは、自責感情によるものだ。
「自分の育て方が悪いんじゃないか」
「母親になれていないんじゃないか」
「子どもを愛せていないんじゃないか」
そうやって子どもの行動の結果を自分のせいにしたり、自分への自身の無さが悩みの種になっている。
しかし、そのアンサーとしては「母親は誰でも初心者」ということである。
誰でも人生は一度しかないし、「その子」の母親として生きる体験は一度しかない。初めてのことは誰しも不器用。うまくできたのはたまたまだ、という。
これはなんでもそうで、例えば、新しいことにチャレンジできない人、不安に思ってチャンスを逃してしまう人は「うまくやりたい気持ち」や「失敗することの恐怖」が大きい。実際私も人に迷惑をかけてしまうなと思って、避けてしまうことが多い。
しかし「失敗すること」はうまくやるための過程。はじめから玄人の人はいない。
だから、たくさん失敗して、子どもに向き合い、経験者のアドバイスを聞きながら少しずつやり方がわかる。親になるって、それでいい。
ただ、そういう「初心者の自分」を受け入れるのもひとつのハードルだろう。
そういう人には本書を読んで欲しい。
本書の言葉は、子どもに投げかける言葉を教えてくれているようで、私たちに投げかけてくれる言葉でもある。
かつて誰しもが子どもだった。
けれど、大人になって、言われなくなったこと、褒められなくなったこと、当たり前になったことがたくさんある。
できなきゃいけないことが、たくさんある。
その中でプレッシャーを感じたり、理想像とかけ離れていく自分を責めていくようになる。
昔は駄々をこねられたけれど、嫌なこと、悩んでいることを抱えるようになる。
だからこそ「いい子だね」とか「よくできたね」とかを自分への言葉として受け取ってみる。
自分が自分の親になる。
そうすると、心持ちの良い自分になる。
そんな感覚を持ちながら読んでみるのもいい。
自分との関係、人との関係の大きなヒントになる一冊。
今日も読んでいただきありがとうございます。
また、まどろみのなかで会いましょう。



コメント